今日はA先生の誕生日

 更新がすっかり止まってしまいました^^
 自動車学校ももうすぐ卒業できそうで、ちょうど今日一区切りがつきました。今日はA先生の誕生日でしたね!
 藤子不二雄ファンサークルであるNUは毎年A先生の誕生日会を催しています。3月中は、大学が春休みであるため、非常に参加しやすい時期なのですが、今回は自動車学校が忙しいということで参加は見送りました。来年はぜひ行きたいところですが、はたして予算が足りるかどうか(笑)・・・
 さて、今日は自動車学校に通っている身として、A先生が描いた自動車学校関連の話を取り上げたいと思います。
 自動車学校に通っていることをメインで扱っている話となると、笑ゥせぇるすまんの「イージー・ドライバー」。短編では「ブレーキふまずにアクセルふんじゃった」というところでしょうか(他にも自動車学校関連の話がありましたら、ぜひともご教授ください)
 「イージー・ドライバー」は、あまりぱっとしないおじさん、浦成平一が息子のために一念発起して免許を取りにいくものの、例のごとく喪黒の毒牙にかかってしまい、飲酒運転、無免許運転、スピード違反等、様々な交通違反をしてしまいます。それを見た喪黒は「これであの人は一通り運転をマスターしたことでしょう」。
 「ブレーキふまずにアクセルふんじゃった」は愛蔵版ブラックユーモア短編集の第二巻に収録されています。こちらの主人公鈴木道雄は22歳とまだまだ若い年齢。彼もまたあまりうだつのあがらない青年で、こってりと教官にしぼられてしまいます。一方、同じ教官から指導を受けている安吾という生徒は、上手いこと教官をおだてて、馬鹿にされつつも順調に教習を進めています。そしてこの安吾は、無事卒業検定をパスするのですが、今まで散々馬鹿にされた教官を恨み、車にしばりつけて下り坂から突き落とそうとするのですが、結局この安吾も教官につかまれてそのまま対向車にぶつかり死んでしまいます。その後、鈴木道雄は特に驚いた様子も見せないため、どうやら安吾は鈴木道雄の復讐に使われたのだろうなという想像が出来ます。
 「イージードライバー」は教習に通っている浦成が人生めちゃくちゃになって終わります。A先生は、喪黒のお客さんは自分自身をモデルにしている、とよく言います。私はときどきふっと、もしムチャクチャな運転したらどうなるか・・・という妄想にふけることがあるのですが(もちろん運転中はそんなこと考えてる余裕がありませんw家にいる時とか、学科を受けている最中によく考えますw)みなさんは、順調にいってる物事などを、ある日ふっとぶち壊しにしてみたくなることってないですか?いやもちろん、私も実際には行動を起こしませんよww行動しなかったからこそまあ今の私の生活があるわけなんですがww(こんなこと考えてるの私だけかと思ってたのですが、どうやら私だけではないようですwそれがこちら)そんなちょっとある種のスリルといいますか、一辺自分を破滅させてみたいというか、そんな願望をひょっとしたらA先生は笑う〜にこめていたのかもしれません。
 一方の「ブレーキふまずに・・・」のほうは、嫌な教官を復讐し、最後また新たな展開を予感させながら終わるのですが、こちらの方は「イージードライバー」とは違い、直接的な感情といいますか、教官うぜーみたいなノリで描いたんじゃないでしょうか。昔は本当に嫌な教官が多かったらしいですね。今はぜんぜんそんなことはなく、親切に教えてくれる教官がほとんどです。年季の入った方だと、この作品のような教官が多いですが(笑)
 A先生は他にも車関係の話をたくさん描いていますね。夢魔子の「ひき逃げ」なんかもそうですよね。自動車学校に通っているため、車がかなり身近なものに感じられています。今度からはこういう作品群をもっと意識して読むようにしたいと思います。
 

 

 人魚大海戦、見てきました。細かい感想はまた後ほど・・・
 単行本版の方も既に出ているようですね。単行本版もまた読んでみて、改めて比較などしていきたいと思います。