一番くじ 藤子・F・不二雄アニメキャラクター大集合DVD 

 一番くじ、自分の利用している駅前のローソンではやってなかったので、車を走らせて一番くじをやってる店を探しに行きました。
 なんとか2軒見つけて引いた結果は・・・

 


 ・コロ助ぬいぐるみ
 ・グラス(オールキャラ、パーマン
 ・ストラップ(全種類)
 ・貯金箱(パーマンドラえもん
 ・マフラータオル(全種類)

 今のところダブリがないのが嬉しいです。あとはグラスのコンプリートと、オリジナルクロックゲットを目指します。
 しかしやはり原作絵のグッズはいいものですね〜
 まあまだ細かくは見てないので、詳細な感想は今度載せようと思います。
 
 
 昨日は2軒のローソンに行ったわけですが、2軒目のローソンは店員がおばちゃんでした。
 2軒目では5回くじを引いたんですが、なんとあろうことか店員のおばちゃんが「お手伝いしましょう」と言ってくじの紙をめくってしまったのです。
 何が出るかな〜〜とワクワクしながらめくるのが一番くじの醍醐味なのに!まったく、おばちゃんはこういう気持ちを理解してくれないものです(笑)
 

 藤子・F・不二雄アニメキャラクター大集合DVDの第2巻を購入いたしました。
 収録作品はドラえもん「つづれ屋をたてなおせ」原作:32巻オンボロ旅館をたて直せ  「赤いクツの思い出」原作:6巻「赤いくつの女の子」
 エスパー魔美「ウソ×ウソ=パニック」21エモン「ウッキッキー?ウキキの木はチャネリング!!」
 
 「つづれ屋をたてなおせ」と「赤いクツの思い出」はともに絵コンテが原恵一さん。
 「赤いクツ〜」の方はDVD未収録なんだそうで。そのためこの巻を購入しました。
 なぜ未収録なのかは分からないのですが、この巻に収録された「赤いクツ〜」はどうやらリメイク版らしいのです。そのため、リメイクしてない方がおそらくDVDに収録されていて、リメイク版は話がダブるということで未収録になったんじゃないかなあと勝手に思っております。
 で、この「赤いクツ〜」ですが、DVD未収録なのに所々見覚えがあるんですね。初放送は87年で、私が生まれたのが90年ですから、初放送を見たはずがないのですが。
 そこで調べてみたんですけど、どうやら98年に再放送でやってたそうで。それを見たんでしょうね、きっと。
 ちなみに「つづれ屋〜」の方も98年にやってるそうなんですが、こちらの方は記憶にありません。やはり「赤いクツ〜」ほどの印象は残らなかったということなんでしょうね。


 さて、どうでもいい話を長々と続けてしまいました。こっからは感想をば。
 「つづれ屋をたてなおせ」
 基本的にほぼ原作通り。原作のいいところや面白いギャグなどをうまくアニメで表現出来ています。「お泊りはつぶれや〜、じゃなくて、くずれや〜」のところとかが最高でした。まあこの辺は声優である小原乃梨子さんの実力もあると思うんですけど。
 原作のいいところを使いつつ、なおかつアニメにするときに必要な、最低限の間などは肉付けしていく。原作つきアニメのお手本のような出来でした。

 「赤いクツの思い出」
 まず冒頭、原作通りちらかっているのび太の部屋から始まります。そこでのびママが落ちているビーダマをふんづけて転んでしまうのですが、これがまた笑えるんです。のび太やドラまで「プーッ」って言ってますしw
 この作品は、のび太の回想シーンがまた素晴らしい。背景をグニャグニャにしてあるんですけど、これがまたなんともいえない情感を感じさせます。
 ノンちゃんに言いつけされたんじゃないかと、怖くて家に入れないシーンとか、原作は原作で影を使ったりしてのび太の心理をうまく表現してるんですけど、アニメの方もすばらしかった。
 ノンちゃんと会話するためにタイムふろしきに包まれるのび太。ここのシーンがなんだかシュールで笑えてしまいました。見てもらえれば分かると思います。
 そしてノンちゃんにお菓子を渡すシーンですが、ここでのび太は、ドラえもんが残しておいた取って置きのどら焼きまでノンちゃんにプレゼントしちゃいます。
 ここのドラのリアクションがまた面白いのですが、こういう感動系の作品で、突飛なギャグをいれてしまうと、なんだか浮いてしまうことが多々ありますね。しかしこのギャグは、見事に調和がとれていて、物語のいいスパイスになってると思います。こういうところはわさドラにとっても今後の課題なんじゃないかな、と思います。 
 原恵一さんは、全集の魔美の一巻の解説でこう語っています。
 

 

(前略)すごく「リアルなものを作ろう」という気持ちがありました。イメージとしては、アニメの世界の中に重たいカメラを担いでいって実写映画を撮っているような感じです。

 


 これは、魔美をアニメにする時に気をつけていたことなのですが、やはりドラえもんでもこういうスタンスは活かされていたように感じます。
 今回の話でも、ママが転んだり、最後にのび太ががびょうを踏んだりするのですが、すごく自然な動きなんです。アニメっぽいわざとらしさがないというか・・・
 まあ確かにパッと見れば地味なのかもしれませんけど、誤解を恐れずに言うならば、そもそもドラえもんを初めとする藤子作品は地味なんですよね。
 地味と言うと悪い言い方に聞こえるかもしれませんけど、藤子作品は過剰な演出で泣かせる、というよりはむしろあっさりとした演出で、そこから読者が何かを読みとり、感動するといったような構図だと思うんです。
 たとえば「さようならドラえもん」で、涙を流しているドラえもんが、次のコマではいなくなってる演出とか。非常にアニメの動きにするには難しいですし、少なくとも派手な演出ではないですよね。でもこれこそが藤子作品の魅力の一つだと思うのです。
 なので、そういう意味では比較的地味な演出の方が藤子作品には合っているのかな、と思います。(まあもちろん派手な演出をしてもらってもいいんですけど、その前にやはり中身が伴っていないと・・・ただ単にお涙ちょうだいの過剰演出ということになってしまいますからね。)
 あとこの話で良かったところは、ドラえもんがかなり友達目線で描かれているところ。
 口調も心なしか少し乱暴です(赤いクツをぼんやり見ているのび太に、何見てんだ?とドラえもんは聞くのですが、後期では何見ているの?というやさしい口調に変えられていた所でしょう。)
 ノンちゃんを見送ったのび太が、これで長年の心残りが晴れたと言うのですが、幼稚園児の格好をしたのび太がそんなこと言うもんですから、ドラえもんがそんな格好で何大人びたこと言ってんの、と言い肩をつつき合ってじゃれあうんです。
 こういうところが友達っぽくていいですね。やはりドラえもんは保護者じゃなくて友達ですからね。
 
 
 両方ともすごく満足して見れました。