F全集 魔美の3巻感想

 魔美3巻の感想をダラダラと書き連ねていきます。

 

 カラー作品が、「高畑くんの災難」だけだったのは寂しい。まあしょうがないことだけども。これからは、さらにカラーで描かれている話が減るらしいが、これ以上減ったらカラー収録0になってしまうではないか(笑)

 4P、6Pに、藤子不二雄ランドの表紙イラストが載っている。魔美はやっぱり藤子不二雄ランドの表紙イラストのが一番かわいいと思う。特に6Pのやつは最高。

 「地下道おじさん」に出てくる、銀座の高級フランスレストランの名前が「ムキシム」から「メキシム」に変更されていた。一体なぜ・・・

 「学園暗黒地帯」が前編、後編とちゃんと分かれていたのはうれしい。後編の扉絵はこれが初見だった。しかし、魔美でこういう収録方法が出来るのなら、パーマンの「鉄の棺桶突破せよ」でもやってほしかったのだが。まあおそらく、単行本に収録する際に行った書き換えで、2話連続の物語としてではなく、1話完結ものの構成にしたため、今回のように収録することが出来なかったのだろう(わかりにくい文章ですみません)だとしても、特別資料室で「鉄の棺桶突破せよ」の雑誌掲載版を拾ってくれてもよかったのに。あと扉絵も拾ってほしかった。魔美の「学園暗黒地帯」は、前編のみ書き換えがなかっため、今回のように収録できたのだろうな。

 やはり大きいサイズで読むと、色々な発見があって楽しい。「恋人コレクター」の最後のコマで、魔美の母がマッチを持っていることや、「ヤミに光る目」の、9時になってもラーメンが届かないことに文句を言いに行くシーンで、「本日は閉店いたしました」という看板がラーメン屋の前に立てかけられていることなどが発見できた。(22P最初のコマ)

 4巻は4月23日発売。私は黒澤が好きなので、「魔美が主演女優!?」「グランロボが飛んだ」「マミ・ウォッチング」などが楽しみ。他にも「生きがい」「サブローは鉄砲玉」「ここほれフャンフャン」などなど、名作ぞろい。楽しみだ。