のび太の宇宙開拓史(旧)を見た F全集第8回配本日

 今日は藤子・F・不二雄大全集の第8回配本日。エスパー魔美3巻と、海の王子2巻が発売されます。
 今月は二冊しか配本がない上に、「エスパー魔美」はほとんどの藤子ファンの方が全話読んでいるためか、さほど熱気は感じられませんね^^
 また感想は後日書かせていただきますが、現在自動車学校にスーパー短期プランで通っているため、書くのが少し遅くなるかもしれません^^
 
 今日は旧版の「のび太の宇宙開拓史」の感想を書きます。
原作の宇宙開拓史は割と何度も読み返したのですが、映画版の方は小学生の時以来一度も見ていませんでした。なので久々に見ておこうと思って鑑賞。
 感じたことなどを思うままに書き連ねていきます。

 
 コーヤコーヤ星の生物たちに、ジャイアンスネ夫がちょっかいをかけるシーンがあるのだが、正直このシーンはいらないと思った。いくらジャイアンスネ夫といえども、見知らぬ星の生物たちに乱暴を働くシーンは見ていて不愉快になる。まあ結局生物たちに危害があったわけではないのだが・・・

 ドラえもんがチャミーにどら焼きをあげるシーン、タマゴ鳥の巣作りを手伝うシーンなどがダイジェストになっていたのも少し残念だった。他にも尺の都合上軽い演出になっていたのも多くて残念。かといって、それらをすべてキッチリやっていたら、少し間延びした映画になってしまうかもしれないし、一概に駄目だとは言えないのかもしれない。

 ギラーミンを倒すシーンももう少しなんとかならなかったのだろうか。少々あっけなさすぎた。また、ギラーミンの印象が少し薄いように思えた。
 
 と、ここまではあまり気に入らなかったシーンをグデグデと書いてきたが、やはり原作が素晴らしすぎるぶん、ついつい粗探しをしてしまう。とはいえ、もちろんのことだが良かったなと思えるシーンもいくつかあった。しずかちゃんが、ジャイアンスネ夫のび太達を助けるよう説得するシーン。このシーンは、映画版では夕日が差し込んでいて、とても魅力的になっていた。
 また、ロップルくんが、コア破壊装置のある鉱山へ忍び込もうとするシーン。映画版では、ロップルくんはトロッコに乗って潜入しようとするのだが、そのトロッコが崖からまっさかさまに落ちてしまう。そこへのび太たちが颯爽と表れ助け出すのだが、ドキドキ感があってなかなか良い演出だった。
 そして極め付けはなんといっても最後のお別れのシーン。心をゆらしてが流れる中、畳の下とコーヤコーヤ星の距離がどんどん離れていき、そして最後には見えなくなってしまう。このシーンは本当に良かった。
 なんだかんだ言ってもやはり非常に楽しめた。少なくとも、新・のび太の宇宙開拓史よりはよかったことは間違いない。もちろん、新〜は新〜でよかったシーンもあったことにはあったのだが、モリーナ関連の話があまりにもひどかったと思う。
 もうすぐ「のび太の人魚大海戦」が公開される。不安もかなりあるが、いい作品になっていることを祈っている。