モジャ公 

 こんなに面白い作品が打ち切り終了とはいまだに信じられません。一体当時の読者はどれだけレベルの高い漫画を読んでいたんだ(笑)
 個人的に気に入っているエピソードは天国よいとこですね。
 心とは脳細胞をかけまわる電流の働きのひとつ。死ねばなくなる・・・こんなこと小学校の時によく考えてたなあ(笑)おそらくこの作品の対象年齢にあたる人たちは、そろそろ死とは何か考え始める時期でしょう。そういう時期に、このようなテーマを取り扱った作品を読めば、おそらく他の子たちとは違った物の見方が出来るようになるかもしれません。特に現代の児童、少年漫画は「死」を忌み嫌います。作品の中でキャラが死ぬことはあっても、自己の死、存在がなくなるということについて描かれた作品はほとんどないんじゃないんでしょうか。ダイの大冒険くらいですかね。人は何回かふと死について考える時期がきます。死について考えることになれてないとその時にただただ絶望してしまうだけですよね。こういう面から見ても、死を取り扱った児童、少年漫画は必要だなと感じました。