マンガホニャララ 愛知り 勉強べやの大なだれ

 ブルボン小林さんのコラム集「マンガホニャララ」を読みました。
 ドラえもんからパーマンモジャ公、怪物くん、ハットリくんなどなどが紹介されていました。
 商業誌でモジャ公が紹介されるってのは中々ないことですよね。皆さん良かったら読んでみてください。



 今回の愛知り(以下ネタバレ)




 富山に帰省した満賀と才野。
 久しぶりに母親に会えたこともあり、のんびりすごす。
 才野と満賀は、二つ山などの思い出の場所で昔話に花を咲かせる(おじいさんっぽいw)。ここで才野が、また気が緩んで原稿を落としては元も子もないと言って、帰省したその日にすぐ上京することに決める。
 東京行の列車で、才野と満賀は母親たちを東京に呼び寄せれたらいいなと言い合って終了。


 

 この前の「こだわり人物伝」で、いざという時はF先生が決断をしていた、とA先生は語っておられました。
 今回のエピソードで、F先生のそんな一面が垣間見れた気がします。
 次回はセンターカラーということで、新たな展開に期待したいところです。






 「勉強べやのおおなだれ」
 てんとう虫コミックス2巻に収録されている話ですね。
 この話で、ドラえもんのび太におざしきゲレンデの説明をするシーンがあるんですが、そこでのドラの説明がこちら
 「こうやってのるだろ」「すべりだすだろ」「スピードにあわせてベルトが動くだろ」「とまるとベルトもとまる」

 そしてこの説明通りにやるのび太
 「上にのるだろ」「ころぶだろ」「ころがるスピードにあわせてベルトが動く」「とまるとベルトもとまる」

 ここのシーンは、先に出てきたドラえもんの説明のセリフと対応してるんですよね。
 ドラえもん「スピードにあわせてベルトが動くだろ」→のび太「ころがるスピードにあわせてベルトが動く」みたいな感じに。
 このことに今さらですが気づきました^^
 
 この「勉強べやのおおなだれ」は、ドラえもんにとってかなり大事な要素である、「日常に片足突っ込んでいる状態」がうまく描かれてますよね。
 22世紀の道具である「おざしきゲレンデ」が、20世紀の民家にあるコンセントに繋いで動かすところとか、停電で壊れてしまうところとか、まさにそうだと思います。