わさドラ感想 長い長いお正月

 今回のわさドラは、てんとう虫コミックス23巻に収録されている「長い長いお正月」でした。
 この話は非常にアニメ化しやすい話だろうなぁと前々から思っていました。周りの人の動きが早く見えたり、また逆に遅く見えたりする描写はアニメーションによっておかしく表現することができます。
 12分の1時計ペタンコをつけたのび太が、ママに素早くご飯を片付けられてしまうシーンには笑ってしまいましたw

 また、ストーリー面からも、アニメ化のしやすさを感じることができます。このストーリーの中盤、暇を持て余すのび太が色々な遊びをしています。羽子板をしたり、未来のカルタをしたり、雲でスキーをしたりといった具合です。色々な遊びをしているシーンは、前後の繋がりがあまり強くありません。ですから、アニメオリジナルの展開を容易に挿入することが出来るのです。
 とはいえ、あまりにも的外れなオリジナルストーリーを挿入されては身も蓋も無いのですが、今回のオリジナルストーリーは、この話の特色をよく理解した素晴らしいものでした。
 どんなストーリーかというと、虫歯ののび太が歯医者で長い時間治療を受けなくてはならなくなったり、ジャイアンリサイタルを長時間聞かされたりというものでした。
 どちらも、早く終わってほしいことですからねw3倍ペタンコ時計をつけたのび太にとっては地獄でしたw
 
 今回はストーリーも破綻しておらず、非常によく出来ていました。
 前回の日記のコメント欄に、今年はわさドラにとって大事な年だと書きました。そんな中、非常に幸先のよいスタートを切れたんじゃないかなと思いました。これからも期待しています。