パーマン第一話「パーマン登場!!」感想

 シンエイ版のパーマンの第一話はみつ夫とブービーが火災で逃げ遅れた子供たちを救出するところから始まる。
 なぜバードマンがパーマンセットを渡すシーンから始まらないかというと、このアニメが始まる約一カ月前に上映された「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」の同時上映でそのシーンをすませてあるからである。
 その映画のタイトルは「バードマンがやって来た!!」である。脚本は藤子先生であるのでぜひとも見てみたい作品である。
 では本題に入る。第一話はパーマンの設定紹介をうまく話に織り交ぜながら物語は進んでいく。
 これがまたしつこくもなく、わかりづらくもなく絶妙なバランスで説明されていてすばらしい。
 雪山の遭難者を救うシーンでは、パーマン達が遭難者を見つけたところで場面が変わり、助けるシーンを具体的に描写しなかった。こういう演出はなんだか原作っぽいなあと感じた。(時間とのかねあいもあるのだろうが。)
 また、みっちゃんの家でごちそうを呼ばれている最中に遭難者を助けに行かねばならず、しかも料理もろくに食べられなかったみつ夫を描くことで、パーマンの大変さを子供たちにわかりやすく第一話から伝えることが出来ているなあとも感じた。
 かなりよく出来た第一話だなあと感じた。明日からも楽しみである。
 この記事を最後まで書いてから知ったのだが、この話の脚本は藤子先生だったようである。どおりで完成度が高い話なわけだ。
 (パーマニアの指定席さんを参考にさしてもらいました。ありがとうございました。)