原画展感想

 
 原画展の会場はせまかったです。アニメの声がどこにいてもガンガン聞こえます。
 展示物はドラえもんばかりかなあと思っていたのですが、ドラえもんは全体の3/8程度でした。
色々な作品の原画を鑑賞することができ、非常に満足しています。
 カラーの原画はとても美しかったです。てんとう虫コミックスが置いてあったので、その表紙と展示されている原画を見比べてのですが、全然違います。言葉で説明するのは少々難しいですが、非常に美しかったです。中でも、魔界大冒険の表紙は特に美しいと感じました。あのおどろおどろしさ、それでいてなおかつ繊細な緑色。ほんとうに素晴らしかった。ちなみに、大長編の表紙は背景とキャラクターとを別々に描いていたみたいですね。別々に描くことによっていっそう背景に力がこもり、あの臨場感あふれる表紙が出来上がるのでしょう。このF先生の妥協しない姿勢はやはりすばらしいものだと感じました。
 もちろん、他の原画も素晴らしかった。F先生の自筆のセリフ、修正のあと(とはいっても、修正のあとはあまり多くはなかったです。)、時代を超えて伝わるF先生の生の息遣い。ぜひみなさんにも体験してもらいたいです。
 5/10まで開催されています。ぜひぜひ足を運んでみてください。