明日はいよいよ第4回配本日 見どころ

 明日はいよいよ第4回配本日です。明日配本されるのはドラえもん3巻、キテレツ大百科2巻、パーマン3巻です。
 ドラえもんの見どころはなんといってもガチャ子の話が4本収録されているところ。恥ずかしながら私は国会図書館のコピーを一枚も持っておりません。あとFFランドもあまり持ってないのです。そのためてんとう虫コミックスに未収録のドラえもんはほとんどが未読ということになります。まあ未読の作品がたくさん読めるので得したなあと勝手に思っているのですが(笑)
 また、ドラえもんは学年繰り上がり方式という編集方法を採用しています。この編集方式について少し説明を(そんなこと知ってるよという方のほうが多いかもしれませんが)
 ドラえもんは小学1年生〜6年生の雑誌に掲載されていました。のび太も読者も一年たつごとに一学年づつ上がっていったわけです。今回の編集方式はそれを追体験できるようにしてあります。今回配本される3巻は1970年に小学1年生だった人が読んできたドラえもん追体験できるというわけです・・・
 これによって話の前後のつながりとかがわかるようになっています。たとえばカラー作品集の5巻に収録されている「ネンドロン」。この話の1コマ目でスネ夫が「このあいだ、のび太が鉄みたいになっただろ」と言っています。「このあいだ」とは先月号に掲載された「がんじょう」の話のことをさしているわけです。カラー作品集だとなんのこと言ってるんだろう?くらいで終わってしまうこのセリフが、全集では前の話のことか、と気づくことが出来ます。
 また、F先生は小学6年生の3月号には、卒業する読者に向けてメッセージ性のある話を書くことが多いです。(45年後・・・、シャラガム、りっぱなパパになるぞ等)そういうのも実感できるのがこの編集方式のいいところなんですよ。

 続いてパーマン。この全集はF先生の描いた作品を全て収録することを目指しています。そのためお蔵入りとなってしまった作品がたくさん読めます。今回のパーマン3巻に収録されている小学校二年生版の第一話もそういう作品の一つです。
 この話はなんとパーマンのマスクが違います!おそらくまだマスクの形を決めていなかったのでしょうね。ちなみに次の号からは何事もなかったかのようにおなじみのマスクに変えてあるそうです^^あと封印されたキャラクターとして有名なパーマン5号もこの巻に登場します(パーマン5号が誕生する話を読みたい方は2巻を買いましょう)

 最後にキテレツ大百科。この巻にはてんとう虫コミックスに未収録の話が4本。文庫未収録の話が5本入っています。興味を持った方は購入してみてはいかがでしょうか?

参考サイト:http://www24.atwiki.jp/fujikofujio/