魔美 104話 あぶないテレキネシス

 今回はさっきのとちがってわりとシリアスな話。
 作画は私的にはこっちのほうが好みかな。
 タイトルからも分かるように今回はテレキネシスがテーマです。
 テレキネシスで漫画をめくったり、人形やベットをテレキネシスで動かして遊んだり、役にたたない傘をテレキネシスでとったりと、明らかにテレキネシスを意識させています。
 ああ、エスパーになれたら楽しいだろうなあと思って見てたらいきなり飲酒運転で人を引きそうになった車をテレキネシスで大破させます。
 この時の演出がまた大げさで魔美らしからぬ感じでした。
 
 場面は変わって高畑さんとサイクリング。テレキネシスで高畑さんの骨にヒビをいれてしまいます。高畑さんが転ぶ時は画面が高畑さん視点になって、グルグル回ります。この演出ちっちゃい子には少し怖いくらいじゃないかな・・・とにかくうまいと感じました。

 この2つの事件を通して魔美はテレキネシスを使うのが怖くなります。
 飛び降り自殺しようとしている人を助けることもできなくなりました。
 この後に紙を使って超能力の調整をしてみるところで、紙が破裂する演出なんかもいいです。超能力使うの怖いなあって素直に思えます。

 最後は高畑さんが命をかけて(少し大げさな表現かもしれませんが)ある事件を解決しようとしたため、魔美のテレキネシス恐怖症も治ります。これはほんといいシーンなんでみなさんぜひ御自分の目で見てみてください。ここの演出もやばいです。ほんとにいい意味でエスパー魔美らしからぬ演出でした。

 この話も脚本は桶谷顕さん。惜しい人をなくしましたなあ・・・

 今回は魔美と高畑さんがいい感じになります。胸にズドン!ってやっても魔美が無反応なとことかなんでか知らんけどよかった。